2026年のおすすめAIメモツール:ハードウェア、ソフトウェア、両方を備えた選択肢まで

公開日:2026年8月26日 読了時間:約9分著者:Edo Campos, CCPO
2026年のおすすめAIメモツール:ハードウェア、ソフトウェア、両方を備えた選択肢まで

長い間、会議でメモを取るのは、人の役割でした。今では、それが製品のカテゴリーになっています。しかも、次第にはっきりとした二つのカテゴリーに分かれてきました。予定された会議に参加するアプリと、日常生活の中で身につけられるハードウェアです。

何を選ぶべきかは、最も大切な会話をどこで交わすかによって変わります。ZoomやGoogle Meetなら、おそらくソフトウェアで十分です。現実の世界、顧客のオフィス、交流イベント、通勤中、昼食の席なら、ノートパソコンがついてこられない場所にも、一緒に行けるものが必要です。

このガイドでは、両方を取り上げます。ハードウェア編では身につけるデバイスを、ソフトウェア編では使用するアプリを紹介します。そして、その両方を特に優れた形で実現する、一つのツールも取り上げます。

第1部

ハードウェア型AIメモツール

現実世界の会話を記録するデバイスです。カレンダーの招待も、Zoomのリンクも必要ありません。あなたの行く場所に、一緒に行きます。

01

Plaud NotePin

こんな方に最適 — 身に着けられるデバイスで手軽に会議のメモを取りたいビジネスパーソン

Plaudは、AIメモ用ハードウェアの分野で、特によく知られたブランドの一つになりました。NotePinは、衣服にクリップで留めたり、ペンダントとして着けたりできる、小型のウェアラブルデバイスです。安定して録音し、確かな精度で文字起こしを行い、わかりやすい要約とアクションアイテムを作成します。

会議に多く参加し、メモを入力する代わりに、軽くて手軽な方法を求める人には、魅力が明確です。Plaudは、会議の種類に応じたテンプレートにも力を入れています。顧客との通話でも、面接・インタビューでも、社内レビューでも、出力は整理されており、次の行動につなげやすくなっています。

限界が見えるのは、時間がたってからです。それぞれの会話は、ほぼ独立したままです。同じ顧客と12回話しても、関係の全体像が自然にまとまったり、そのやり取りを通して何が変わったかが示されたりするわけではありません。会話は記録します。でも、まだ会話同士をつなぐものではありません。

注意点

Plaudは、個々の会話を記録することに優れています。多くのやり取りを通じて、関係、商談、意思決定の変化を追う必要がある仕事では、情報を統合・整理する作業は、引き続き自分で行うことになります。

02

Pocket

こんな方に最適 — 身体ではなくスマートフォンに取り付けるレコーダーを求める方

Pocketは、形状の問題に別の方法で取り組んでいます。ペンダントやリストバンドではなく、MagSafeを使って、スマートフォンの背面に磁石で取り付けます。スマートフォンは、すでにどこへでも持ち歩いています。だから、忘れずに持つものを新たに増やすことなく、デバイスも一緒に持ち歩けます。

ハードウェアの性能は十分です。2基のスタジオマイクが対面の会話を捉え、別の接触型マイクが、スピーカーフォンにしなくても電話の通話を録音します。これは、多くの競合にはない、実際に役立つ工夫です。バッテリーは約4日間持ちます。会話は自動で要約、アクションアイテム、マインドマップに変換されます。

不利に働くのは、目立つことです。スマートフォンの背面で目に留まり、どの製品かがわかるように設計されているため、ブランド表示も意図的に大きく、目立つものになっています。顧客との会議や面接・インタビューで、スマートフォンの画面を下にしてテーブルに置くと、ロゴがその場で最も目を引くものになることがよくあります。

注意点

Pocketのブランド表示は、目につきやすいものです。1対1の場では、テーブルの上で上向きになった大きなロゴが注意を引きやすく、控えめでブランド表示の少ないデバイスよりも、録音されていることを相手に強く意識させる場合があります。

03

Bee AI

こんな方に最適 — 多額の初期費用をかけず、手頃な価格で周囲の会話を自動的に記録したい方

Bee AIは、もっとシンプルな方法を取っています。リストバンド型はなじみやすく、使い始める負担も少ない形です。着ければ、そのまま動作します。ソフトウェアが、一日を通じた会話から、タスク、リマインダー、役立つ情報の断片を取り出します。

AIで記憶を補うツールに興味はあるものの、まだ大きな出費はしたくない人にとって、試しやすい入り口です。高価な製品が多いこのカテゴリーでは、価格の低さが、明確な違いになります。

課題は、記録の対象を細かく選びにくいことです。常時記録は、一日のおおまかな記録を残したいときに最も適しています。機微な内容や顧客との会話、法的に複雑な事情がある会話では、何をいつ記録するかを、もっと意識的に管理したくなるでしょう。

注意点

周囲の会話を常時録音することは、仕事の場での同意について現実的な問題を提起します。多くの顧客や同僚は、デバイスが受動的に聞き続けている状態よりも、実際に録音中であることが目に見えてわかる状態のほうが安心できます。この違いは、規制のある業界や、信頼そのものが提供価値となるあらゆる関係において重要です。


第2部

ソフトウェア型AIメモツール

パソコンやスマートフォンで使うアプリです。予定されたビデオ会議に最適化されており、すでに持っているもの以外に、ハードウェアを用意する必要はありません。

04

Granola

こんな方に最適 — 1日の大半をビデオ通話に費やし、目に見える形でボットが通話に参加することなくメモを取りたいビジネスパーソン

Granolaは、多くの会議アシスタントとは違う方法を取っています。会議にボットを送り込む代わりに、手元のMacで動作し、バックグラウンドで音声を聞き取り、自分で書いたラフなメモを土台に、より整った要約を作成します。結果は、より自分の意図に沿ったものになり、会議への干渉も少なく感じられます。

通話が立て続けにあり、顧客との会話にAIボットが入ることに気まずさを感じる創業者、事業運営の担当者、コンサルタントには、特に優れた選択肢の一つです。画面はシンプルで、出力は整理されており、会議の邪魔をしません。

注意点

Granolaがいるのは、ノートパソコンの中です。顧客との昼食、交流イベント、歩きながらの短い電話など、パソコンから離れたところで交わされる会話は、Granolaには見えません。人によっては、最も大切な会話の大半が、そこに含まれます。

05

Otter.ai

こんな方に最適 — リアルタイムの文字起こしと、録音した会議を検索できるアーカイブを求めるチーム

Otterは、このカテゴリーを築く一翼を担ってきました。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsと連携し、リアルタイムで文字起こしを行い、チームで共有・検索できる通話記録を提供します。共有メモ、ハイライト、アクションアイテムなどの共同作業機能は、会議後も全員の認識をそろえる必要があるチームに役立ちます。

共同作業の大半をビデオ通話で行う、リモートでの業務を基本とする企業にとって、Otterは、長年の改善に裏づけられた、実績のある堅実な選択肢です。

注意点

Otterがいるのは、会議の場だけです。予定された通話の外で交わされる会話は、まったく記録されません。

06

Fireflies.ai

こんな方に最適 — 多くの会議を実施し、チームを横断して会話から得られた情報を検索・活用する必要がある組織

Firefliesは、より総合的なプラットフォームへと成長してきました。会議を録音し、要約を生成し、アクションアイテムを抽出するほか、蓄積した会話全体を検索できます。CRMツールやプロジェクト管理プラットフォームとの連携により、営業チームや顧客対応を担う組織に役立ちます。

AskFredアシスタントを使えば、すべての会議履歴の文字起こしを対象に質問できます。数か月前の会話から情報を取り出したいときに便利です。

注意点

Firefliesは、会議に招待されることを前提としています。予定されたビデオ通話以外で交わされる会話は、システムに取り込まれません。

07

Fathom

こんな方に最適 — 月額料金なしで高品質な会議の文字起こしを利用したい個人や小規模チーム

Fathomは、十分に競争力のある無料プランを備えた、数少ないAI会議ツールの一つです。回数無制限の録音、確かな品質の文字起こし、わかりやすい要約を、無料で利用できます。仕事の大半を通話で進め、高度な連携やチーム機能を必要としない人には、Fathomで十分なことが多いでしょう。

注意点

Fathomが重視しているのは、個々の会議の記録です。異なる時期の会話をつなげたり、数週間、数か月にわたる関係やプロジェクトの全体像を組み立てたりはしません。

08

Fellow

こんな方に最適 — 毎回の会議の前・最中・後を通じて、体系的に進めたいチーム

Fellowは、文字起こしツールというより、会議管理システムです。議題、メモ、アクションアイテムを一か所にまとめ、会議をより整然と進め、決定事項を実行に移す手助けをします。AI機能が構造化されたメモを生成し、次にすべきことを記録することで、話したことと、その後に実際に行われることの隔たりを減らします。

注意点

ほかのソフトウェア型会議ツールと同じく、Fellowがいるのは、予定されたオンライン会議の中だけです。会議と会議の合間に交わされる会話には、関わることができません。


両方の長所を兼備

Memoket Gem 早期購入

Memoket Gem

こんな方に最適 — 創業者、小規模事業の経営者、コンサルタント、営業担当者、そして最も重要な会話が予定された会議の外で行われるすべての方

このリストにあるツールの多くは、記録するハードウェアか、文字起こしをするソフトウェアのどちらかです。Memoket Gemはその両方を備えており、この組み合わせこそが、他との明確な違いを生んでいます。

ハードウェアは本格的です。重さは約11 gで、ほとんどのペンより軽量です。1回の充電で20時間を超えて動作し、Apple Watch併用バンドでApple Watchと並べて装着する、単独のリストバンドとして着ける、ペンダントとして下げる、シャツにクリップで留めるという4つの装着方法を選べます。マイクは現実の使用環境に合わせて作られており、会議中に手首がテーブルの下にあっても、声を明瞭に捉えます。目に見える赤色LEDが、録音中であることを室内の全員に知らせます。

ソフトウェアは、上で紹介したハードウェア型ツールにはできないことをします。複数の会話にまたがって、情報を統合・整理するのです。1週間分の顧客との通話が、一つの資料になる。5人の候補者との面接が、横並びの比較になる。1か月分の提携に関する話し合いが、誰がいつ何を言ったかを示す時系列の記録になる。会話を横断するこの仕組みによって、Gemはメモ用デバイスというより、業務を支える記憶になります。

MCPを通じて、ChatGPT、Slack、Notion、カレンダーなど、すでにお使いのツールとも連携します。Gemが記録した文脈・背景情報は、忘れずに開かなければならない独立したアプリの中にとどまるのではなく、いつものワークフローに流れ込みます。

意図的に選んだ設計方針の中でも、際立つものがあります。Gemは常時録音ではありません。ボタンを押して記録します。これは、同意とプライバシーに対する明確な姿勢を反映した選択であり、すべての録音が自分の意思で行われることを意味します。データの管理権はユーザーにあり、周りの人にも、いつ録音されているかが常にわかります。

利用前に確認したい点

何も操作せずに動き続けるデバイスが欲しいなら、Gemはそういう製品ではありません。何を記録するかを自分で決めたい人のためにつくられています。その人たちにとって、ほかに比肩するものはありません。

結局、何が大切なのか

第2部のソフトウェアツールは、それぞれの役割を優れた形で果たしています。ZoomやGoogle Meetを中心に働くチームなら、どれを使っても時間の節約になり、会議後に決定事項を実行する際にも役立ちます。

ただ、多くのビジネスを形づくる会話は、いつもカレンダーで招待を受ける会議の場で交わされるわけではありません。顧客との関係は、昼食の席で築かれます。決定は、廊下で下されます。アイデアは、通勤中に生まれます。そうした瞬間が仕事にとって大切なら、ソフトウェアだけのメモツールには、それらが見えないままです。

ハードウェアは、その空白を埋めるために作られています。そして、それこそがMemoket Gemが独自のカテゴリーに位置する理由です。